「もう頑張れない」と感じているあなたへ
「職場に行こうとすると体が動かない」
「人と話すだけでぐったりする」
「やる気はあるはずなのに、気持ちがついてこない」
30代から50代の、いわば社会を支える”働き盛り”の方たちが、こうした不調に悩まされるケースが増えています。
それは決して、あなたが「弱い」からではありません。
むしろ、真面目で責任感が強く、がんばり続けてきた人ほど、ある日突然心が動かなくなってしまう…
それが、適応障害の大きな特徴です。

回復に向かう力を引き出す
適応障害は、「環境の変化やストレスに心と体がついていけなくなる」ことで起こる状態です。
今のあなたの不調は、単なるメンタルの問題ではありません。
神経のネットワークやホルモンのバランス、睡眠、消化など、全身の調整機能が乱れている状態です。
当院では、医学的知見にもとづいた神経学的アプローチを取り入れ、身体面からも脳の働きをサポートしています。
心と体は切り離せません。
だからこそ、「眠れるようになる」「食べられるようになる」——
当たり前と思っていたことを少しずつ取り戻していくことが、最も確かな回復の道なのです。
自分にとっての「豊かな人生」とは?
適応障害に苦しむ方の多くが、「何がしたいのか分からない」「人生に意味を感じられない」と言います。
それは当然です。
これまで、「こうあるべき」「ちゃんとしなきゃ」と、自分の本音を脇に置いて頑張り続けてきたのですから。
でも、あなたの中にはまだ、望む未来があります。
それを思い出し、少しずつ形にしていくこと。それこそが、回復と再出発の本質です。
自分をていねいに味わうということ
「何が正解か分からない」
「ネットで調べても情報が多すぎて混乱する」
——そんな声も多く寄せられます。
けれど、実際にあなたの人生を歩んでいるのはあなた自身です。
答えは外ではなく、あなたの中にあります。
私たちは、その答えを引き出し、寄り添い、少しずつ一緒に前に進む存在でありたいと思っています。
何か大きなことを始める必要はありません。
「今日は朝起きて、顔を洗えた」それで十分です。
未熟さは、伸びしろの証拠
自分を責める方ほど、成長への意欲が強い傾向があります。
「今までの自分ではいけない」と感じているのなら、それは変わりたいという意思があるということ。
その気持ちさえあれば、変化は必ず起こります。
大切なのは、過去の自分を否定しないこと。
「これまでの自分」がいてくれたから、今ここに立っていられるのです。
その自分に「ありがとう」と言いながら、少しずつ新しい選択肢を積み重ねていきましょう。

自分で自分を信じられる人生へ
「がんばっても結果が出ない」
「もっと頑張らなきゃ」
——そんなスパイラルに陥っていませんか?
本当の自信とは、結果ではなく「行動を続けた自分」に対する信頼です。
どんなに小さなことでもいい。
「今日これができた」と思える体験が、確実にあなたの人生を前に進めていきます。
そして、いずれサポートがなくても、自分の力で切り替え、生き抜いていけるようになる。
それが、当院が目指す「根本からの再生」です。
最後に
適応障害は、「壊れたから修理する」というものではありません。
あなたがあなたらしく、人生を味わい直すための、大切なプロセスです。
心が苦しくなったときは、どうかひとりで抱え込まないでください。
「助けて」と言っていいのです。
あなたの望む未来を、いっしょに見つけていきましょう。
