ご予約自分も相手も大切にできる関係へ
人と人との関係は、一方通行では成り立ちません。
コミュニケーションはいつだって“お互い”のものです。
どちらかが一方的に悪い、ということはほとんどありません。
どちらにも言い分があり、良いところもあれば未熟なところもあります。
誰かを悪者にしてしまうと、その時点で関係性は閉じてしまいます。
相手は変えられなくても、自分は変えられる
人間関係の不満や悩みは、「相手がこうだから」と思ってしまうことが多いですが、本当に大切なのは、「自分がどう関わっているか」を見直すことです。
自分のアクションが変われば、相手のリアクションも自然と変わります。
そうして少しずつ、関係の“空気”が変わっていきます。
もし「もう一度ちゃんと向き合いたい」と思うのなら、その想いにふさわしい関わり方を、自分から始めてみることが大切です。
違いを知ることが、共感の第一歩
夫婦やパートナー同士で多いのが、「わかってくれているはず」と思って、本当の気持ちを言葉にしないまますれ違ってしまうケースです。
でも、考え方や感じ方が違うのは当たり前。
それは育ってきた環境や経験、身につけてきた価値観が違うからです。
だからこそ、自分の気持ちを丁寧に伝えて、相手の話にも耳を傾けることが大切です。
同調する必要はなくても、「あなたはそう感じるんだね」と受け取るだけで、心が近づく瞬間が生まれます。
これが「共感」の原点です。
言葉にする勇気を持つこと
自分の気持ちを伝えることは、相手を攻撃することではありません。
むしろ、それができないままでいると、誤解や我慢が積み重なって、ボタンの掛け違いが増えてしまいます。
相手に変わってほしいと思うときほど、まずは自分自身がどう関わっているのかを見つめ直してみてください。
気づいたことから変えていくこと。
その小さな積み重ねが、関係性を育て直す力になります。
大人の関係性
自信のある人は、自然と堂々としています。
自分のやることに確信があるから、うまくいきやすいのです。
でもそれは、傲慢になることとは違います。
大事なのは、自分の思いを正直に伝えながら、同時に相手の立場や感情も尊重することです。
協調性を持ちながら、自分を表現する――
それが、本当の意味での「大人の関係性」なのだと思います。
孤独は大敵
人は社会の中で生きるようにできています。
だから、誰にも頼らずにひとりでがんばりすぎることは、実はとても危険なことです。
「一人でがんばらなきゃ」と思い込んで、気づけば心も体もボロボロになってしまう人が少なくありません。
誰かと関わること。
ちゃんと助けを求めること。
それは“弱さ”ではなく、“人間らしさ”です。
関係性は、ふたりのもの
夫婦も、親子も、職場の人間関係も、すべては「関係性」によって成り立っています。
相手だけが変わればいい、という関係ではなく、お互いが少しずつ変わっていける関係が、本当にあたたかい関係です。
自分を大切にしながら、相手とも丁寧に向き合っていく――
その一歩が、心の距離を縮めるきっかけになります。
