休職中、不安で仕方がないあなたへ
休職=「ただの休み」じゃない
「休職中なんだから、ゆっくり休めばいいよ」
周囲はそう言ってくれるけれど――
実際には、何もしないことが怖い、将来が不安で落ち着かない、そんな声をよく聞きます。
「このまま復帰できなかったらどうしよう」
「また同じことでつまずくんじゃないか」
「そもそも、何が原因で壊れてしまったのか…」
体は休めているのに、頭と心が休まらない――
それが「休職中の本当の辛さ」ではないでしょうか。

不調の背景にある“脳の疲労”とは?
私たちのメンタル不調の多くは、「心の問題」と言われます。
けれど実際には、脳の中枢が“処理しきれない”ほど疲弊している状態のことが少なくありません。
たとえば、
- ストレスに反応する扁桃体が過敏になりすぎている
- 落ち着きや判断を担う前頭前野がうまく働いていない
- 自律神経が乱れて、常に体も心も緊張モード
こうした“脳内の誤作動”は、単なる気持ちの問題ではなく、神経的な負荷によるものです。

「思考のぐるぐる」を止めるには
不安で頭がいっぱいになる時、
それは「考えすぎ」ではなく、脳がパンク寸前のサインかもしれません。
・過去の後悔やトラウマが何度もフラッシュバックする
・これからの復帰を考えると体が固まって動けない
・一人でいると焦りや恐怖が大きくなる
そんな状態の時に必要なのは、
☑ まず神経の緊張を和らげること
☑ 「自分は大丈夫」と感じられる身体的な安心感
☑ そして少しずつ、自分の考えやパターンを整えていくプロセスです

当院でのアプローチ
当院では、休職中やその直前・直後の方に対して、以下のような方法で回復を支援しています。
1. 脳神経学的アプローチ(ニューロセラピー)
→ 頭で「休まなきゃ」と思っても、脳や神経が興奮状態では回復は難しい。
実際の施術で、脳の誤作動や神経のバランスを整えます。
2. 栄養学・生理学に基づく生活指導
→ 血糖値の乱れやビタミン・ミネラルの不足も不安定さに直結します。
食事・睡眠・運動の小さな調整が、脳を落ち着ける土台に。
3. 心理的アプローチ(カウンセリング・対話)
→ 「何がきっかけだったのか」「どう生きたいのか」
幼少期のパターンや信念を整理し、自己理解と回復を進めます。

一人でがんばらないために
休職は、決して“負け”でも“逃げ”でもありません。
むしろ、人生を見つめ直す大きなチャンスです。
でも、その時間をどう過ごすかで、次の人生の質が変わっていきます。
・ただ不安の中で待つのではなく
・少しでも自分の回復を信じて動いてみること
それが、「再発しない心と身体」をつくる第一歩になるはずです。

最後に
当院には、休職中・復職直前・または再発に悩んでいる方が多く来られます。
「薬に頼りたくない」
「本当の原因を知りたい」
そんな方は、一度お気軽にご相談ください。
あなたの“これから”を、一緒に考えていきます。
