なぜ、また休職してしまうのか?― 繰り返す不調の“本当の理由”と向き合う ―
「また仕事を休んでしまった」
「復職しても、長く続かなかった」
「どうして私は、普通に働けないんだろう…」
そんなふうに、何度も自分を責めてはいませんか?
休職や不調を繰り返すと、職場の理解や周囲の目も気になり、ますます「自分の心が弱いからでは?」という思いが強くなってしまいます。
ですが、それは決して“甘え”や“根性のなさ”ではありません。
不調が再発する背景には、脳と神経の誤作動という“もっと深い原因”があることをご存じでしょうか?

表面的な元気さでは、根本は変わらない
休職を経て、少しずつ体調が戻ってくると「そろそろ復職しなきゃ」と焦る気持ちが出てくるのは自然なことです。
たとえば、少し運動ができるようになったり、睡眠がとれるようになったり…。そうした「日常の行動」が戻ってくると、一見“回復したように見える”かもしれません。
けれど、心の深い部分――
たとえば、
- 「人に迷惑をかけてはいけない」
- 「もっと頑張らなきゃ」
- 「自分には価値がない」
といった【思考パターン】や【自己否定のクセ】が残ったままでは、また同じようなストレスで、心も体も疲れきってしまいます。
不調を繰り返す背景にある「脳と神経」の誤作動
現代のストレス社会では、脳が過剰に反応している状態が慢性化しやすくなっています。
脳の中でも「扁桃体」という部分が、過去のつらい経験や不安を記憶し、日常の些細な刺激にも“危険信号”を出してしまうのです。
その結果、以下のようなことが起きます。
- 自律神経の乱れ(動悸・頭痛・消化不良など)
- 睡眠の質の低下
- ホルモンバランスの崩れ
- 常に「緊張モード」が続く
これが、頭では「大丈夫」と思っていても、体がついてこない・すぐ疲れる・ちょっとしたことで落ち込むという状態を引き起こします。

本当に回復するには「順序」がある
当院では、心のケアだけでなく、脳と神経へのアプローチを土台に、以下の3ステップでの回復を目指しています。
① 神経学的な調整で“誤作動”をリセット
脳の働きや神経回路にアプローチすることで、過剰反応や過敏さを落ち着かせていきます。
② 睡眠・栄養・身体リズムの回復
ストレスに負けない体づくりには、栄養や血糖、ホルモンの安定が欠かせません。
③ 思考や行動のパターンを整理
繰り返してしまう不安や行動を一緒に見つめ直し、「本来の自分」でいられる心の土台を築いていきます。
繰り返してしまうことには、意味がある
「何度も休職している自分が情けない」
「もう戻れる場所がないかも」
「またダメだったらどうしよう」
そんな思いを抱えたまま、一人でがんばろうとしていませんか?
でも、あなたが繰り返しているのは、“本当の原因”にまだたどり着けていなかっただけかもしれません。
むしろ、ここまで何度も立ち上がってこようとしているあなたは、本当にがんばってきた人です。
「もう繰り返したくない」
そう思えた今が、根本から向き合うタイミングかもしれません。

もう一度、あなた自身の力を信じられるように
あなたの不調は、“弱さ”でも“怠け”でもありません。
脳と神経の機能が過剰に働いていただけなのです。
当院では、薬に頼らず、脳と心のバランスを整えることで「もう同じことを繰り返さない」ための回復支援を行っています。
どうか、あなた自身を責めすぎないでください。
あなたの回復の力を、もう一度信じてみませんか?
- 休職と復職を何度も繰り返している方
- 薬や休息だけでは根本的に変わらなかった方
- 自分の生き方や働き方を見直したいと感じている方
まずはご連絡ください。