他人に合わせすぎて、自分がわからない──「感じる力」を取り戻すために必要なこと

気づけば“他人軸”で生きている

✔ 断るのが怖い、つい「いいよ」と言ってしまう
✔ 自分の本当の気持ちが、よくわからない
✔ 「どうしたい?」と聞かれても答えられない
✔ 相手の表情や声のトーンに、いつも敏感に反応してしまう
✔ 1人になると、ぐったり疲れてしまう

こんな経験が続いていると、いつしか 「自分って何が好きで、何が嫌なのかさえ分からない」状態に陥ってしまいます。

“自分を感じる力”が育たなかった背景にあるもの

実は、こうした状態は「性格」のせいではなく、
幼少期の環境や体験が関係していることが多くあります。

たとえば…

  • 自分の意見を言うと怒られた
  • 空気を読まないと、場の雰囲気が悪くなった
  • 周囲が不安定で、常に相手を優先していた
  • 「いい子」でいなければ愛されなかった

このような体験の中で、
自分の感覚よりも、他人の気持ちや状況を優先する“生き方”が身についたのです。

parents and their childr talking happily in the living room

「感じる力」は“脳と神経”で回復できる

「感じる力」とは、言い換えれば「自分の内側に注意を向ける力」です。

しかし…

  • 常に他人の反応に神経を張っている
  • 自分の感情を抑えるクセがある
  • 思考が止まらず、頭の中ばかりで判断してしまう

このような状態では、脳が“今ここ”の感覚を感じ取ることができず、空っぽのような感覚になります。

これは、「意識の問題」ではなく 神経システムの問題でもあります。

当院でのアプローチ:脳・神経・心理の三方向から

当院では、“感じる力”を回復するために、以下のような統合的アプローチを行っています。


脳神経の調整
過敏になった神経を整え、「安心して自分を感じられる状態」へ導きます。
呼吸・姿勢・筋緊張・睡眠など身体の土台を整えることも含みます。

カウンセリング
言語化が難しい「もやもや」や「空っぽ感」について、一緒に整理しながら“自分の感情”を少しずつ取り戻していきます。

マインドフルネス・身体感覚への意識づけ
思考よりも感覚に意識を向ける練習を通して、脳の中の使っていなかった回路を少しずつ再活性化していきます。


「私はこうしたい」と思える力を取り戻す

いつも他人の反応を気にしていたり、
気がつけば誰かの期待に応えてばかりいたり。

その優しさは、時に自分自身をすり減らしてしまいます。

「私は本当はどうしたい?」という感覚をもう一度取り戻すことは、自分を大切にする第一歩です。

誰かと繋がる前に、まずは自分と繋がる時間を一緒に作っていきませんか?