カウンセリングを受けても変わらない人へ

話すだけのカウンセリングでは変われなかった理由

「何年もカウンセリングを受けてきたのに、結局同じところをぐるぐるしている気がする」
「話を聞いてもらって楽にはなるけど、根本的には変わっていない」

そんな声をよく耳にします。
あなたも、そんな“カウンセリングの限界”を感じたことがあるかもしれません。

もちろん「話す」ことには大きな効果があります。
ただし、それだけでは届かない領域が存在するのも事実です。

その原因のひとつに、“脳”のはたらきが関係しています。

■ 「思考のクセ」は脳のパターンでできている

たとえば、他人に気を遣いすぎたり、先回りして不安を感じたり、些細なことで落ち込んでしまう…。
こうした“思考のクセ”は、あなたの性格や意志ではなく、脳が無意識に選び続けてきた反応パターンです。

脳は一度学習した「パターン」を繰り返す生き物。
たとえ頭で「もうやめたい」と思っても、脳の中ではすでに“自動ルート”が敷かれているため、簡単には変わりません。

つまり、理解と感情の間にギャップがあるのは、あなたの意志が弱いからではなく、脳の仕組みによるものなのです。

■ あなたを縛っているのは、“脳の自動運転”

たとえば、あなたが日々無意識に使っている思考パターンは、
・人間関係において自分を抑える
・自分より相手を優先する
・不安や失敗を極端に避けようとする
といった「過去の経験に適応した結果」かもしれません。

これらは、子ども時代や家庭環境の中で、あなたが生き延びるために身につけた“サバイバル戦略”ともいえるもの。

でも大人になった今、その古い戦略が苦しさの原因になっているとしたら――
脳の「自動運転」を解除し、新たな神経回路をつくることが必要です。

脳神経×心理のアプローチで、本当の変化を起こす

当院では、こうした脳の癖=“神経系の誤作動”を整えるために、
【脳神経学に基づく治療】×【心理アプローチ】の両輪でアプローチしています。

▼具体的には…

  • 目・耳・バランス感覚など感覚器の入力エラーを調整し、過敏な神経を落ち着かせる
  • 自律神経の偏りをリセットし、反応過多になりにくい神経状態へ
  • 幼少期の経験や価値観を丁寧に見つめなおし、根本的な認知の歪みを整える

これにより、「わかっているのに変われない」というもどかしさから抜け出し、
本来の自分らしい選択・行動ができるようになります。

自分を責めてきたあなたへ:変わらないのは、あなたのせいではない

私たちは「変われない自分」を責めがちです。
でも、変わらないのはあなたの意思や努力不足ではありません。

それは、“脳”と“心”が置かれてきた状況や積み重ねによって生まれた、ごく自然な反応だったのです。

その仕組みを知り、正しい方向からアプローチすることで、
あなたの中に確かに存在する「変わる力」を取り戻すことができます。

一度、体も心も、そして脳もまとめて整えるという視点から、自分を見つめ直してみませんか?


📍町田市でカウンセリングや治療をお探しの方へ
あなたの「変わりたい」という願いに、本気で向き合います。
まずはお気軽にご相談ください。