「心の声が聞こえない」──自分の感情がわからないあなたへ

「何を感じているのかわからない」苦しさ

✔ モヤモヤするけど、理由がわからない
✔ 涙が出るのに、なぜか説明できない
✔ 「どう思ってる?」と聞かれて、答えに詰まる
✔ 本当の気持ちが、自分にも見えない
✔ 感情を感じるのが怖い。めんどくさい

こうした状態は、決してめずらしいものではありません。
むしろ、多くの方が「自分の感情がわからないこと」に戸惑い、孤独を感じています。

感情が“シャットアウト”されるとき

「感情が湧いてこない」「自分の気持ちがわからない」という状態の背景には、
過去の経験やストレスによる“感情の凍結”があることが少なくありません。

たとえば…

  • 怒ったり泣いたりすると、否定された
  • 感情を表に出すことが「迷惑」だと思われた
  • 常に周囲を優先して生きてきた
  • 辛さを感じすぎて、麻痺させることで耐えてきた

このような体験を繰り返す中で、
「感じること=危険」「感じない方がラク」という回路が脳内にできてしまうのです。

感情は「脳と神経」で感じている

私たちが「感情」を感じるとき、
実は脳の扁桃体(へんとうたい)や島皮質といった領域が反応し、
自律神経系と連動して身体にも変化が起きています。

でも…

  • 長年、感情を抑えてきた
  • 常に緊張していて安心できない
  • 頭で考えすぎて、身体の感覚がわからない

こうした状態では、感情に反応する脳の回路がうまく働かず、感じる力が鈍くなるのです。

これは「意識の問題」ではなく、神経の働きとして説明できることでもあります。

感じる力を少しずつ回復させる

当院では、
「心の声が聞こえない」状態を、“神経と心の両面から整えていく”アプローチを行っています。


脳と神経の調整
身体の安全感を回復させ、脳の感情回路(扁桃体・前頭前野など)の働きをサポート。

心理カウンセリング
言語化されない「曖昧な感覚」も、そのまま大切に扱いながら、自分の内側の声を見つけていく。

身体感覚へのフォーカス
感情を“頭”ではなく“身体”で感じていく練習。安心できる環境で少しずつ自分に近づいていく。

「自分の気持ち」がわかるということ

「嬉しい」「嫌だ」「悲しい」──
そういった感情は、自分という存在の輪郭をつくる大事な“手がかり”です。

ずっと感じることを我慢してきたあなたも、その中に“本当の自分”が眠っているはずです。

焦らなくていい。
一緒に「感じる」ことから始めてみませんか?