《続》 ストレス = 葛藤 = 責任感vs欲求
こんにちは、副院長の伊藤です。
さて、早速前回の続きを。
相反する感情が心の中でぶつかり合うと葛藤が生まれるのでしたね。
では、その葛藤がどうストレスに結びつくのでしょうか。
キーワードは「怒り」です。
その人が自らが置かれた環境に対して不条理なものを感じると
脳の古皮質と呼ばれる場所から怒りの衝動が湧き起こります。
この湧き起こった怒りの衝動を放っておいては体が暴走してしまうので
新皮質と呼ばれる場所が怒りの衝動を抑えつけます。
古皮質は原始から存在する脳で【爬虫類型の脳】と呼ばれ、
対して新皮質は人間が新たに獲得した脳で【新哺乳類型の脳】と呼ばれています。
つまり、怒り《動物の本能的な感情》を
理性《新たに獲得した知性》で抑えこんでいる格好です。
この「怒り」という感情を理性で抑えつけている状態を
「抑圧された状態」といい、ストレスとも呼びます。
この抑えつけられた「怒り」はそのまま消える事はありません。
常に蓄積されたままでいつ暴発するかは分かりません。
なんかこの表現がしっくりくる国がどこぞにあったような。
更に厄介な事に(脳の話です)古皮質で形成される意識は
あまり本人も自覚できません。
そう、ストレスは自覚できないものもあるのです。
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