「もうこの性格は治らないし誰も分かってくれない」そう思い込んでいました

ARTSsさんに通ってから私の人生は変わりました。

私は対人恐怖や視線恐怖に悩み、中学生の時に不登校になりました。その後社会不安障害と診断され、元々傷つきやすく何事も正面から受け止めやすかったため、「もうこの性格は治らないし誰も分かってくれない」そう思い込んでいました。

バスも電車も乗れなくて、自信が持てず、誰とも分かり合えなくて、そんな自分が本当に本当に大嫌いでした。

5年ほどほぼ引きこもり生活の中、家族が体を壊し、縁あってARTSsさんに行ったことがきっかけで私も通い始めました。

初回は今までのことを泣きながらざーっと院長先生に話し、「一緒に悩んで行こう」と言ってくださったのが、とても嬉しかったことを憶えています。

5〜6回目ぐらいまでは緊張していましたが(笑)、どんなことでも話してきました。
すると気づくことがたくさんありました。
院長先生は、いつも私がどう思い、どうしたいのか、そこを大切にし聞いてくれました。

幼少期からの深い悩みや、自分の性格について徐々に受け入れられるようになり、本当に僅かずつですが、自信を持てるようになっていきました。

通い始めてから5ヶ月目くらいの時に、アルバイトを始められ、就職活動をし、今は定職に就いてます。

ここ3年の話ですが、自分でも驚いています。

もし家族からの紹介がなく、ARTSsさんに行っていなければ、確実に今の自分はいないです。本当にたくさんのきっかけを与えてくださり、頑張ってきて良かったです。

満員電車で通勤しているのが当たり前になり、友達がいて、家族に元気な姿を見せられることが、本当に嬉しいです。

今はやっっっと、初めてくらいの勢いで、自分を好きになっています。

もし、私のように自分が大嫌いでとても苦しい思いをしている方がいたら、自信を持ってARTSsさんをお勧め致します。

全力でサポートしてくださいます。

20代/女性/さくらさん

経緯

中学より視線恐怖や対人関係に悩み、不登校気味に。通信制高校を卒業するも、ほとんど家から出られず、社会不安障害・適応障害の診断を受ける。

すでにARTSsへ通院していた兄からの勧めで来院。

アプローチ

まず、これまでのことや今抱えている感情を言葉にする、という時間をたくさん取りました。

これには、背景や状況を把握すること以上に、本人が頭の中や気持ちを整理するという目的があります。

言葉にすることで気づきを得たり、無自覚⇨自覚に繋がることが多くあります。

自信の回復

さくらさんの場合、小学生の途中から勉強をしなくなった、努力や継続が苦手、人目が気になって良い人を演じてしまう、など自信の無さや強い劣等感、将来への不安がありました。

そこで「自分で決めて、行動する」「自分との約束を守る」という成功体験の積み重ねが必要と判断し、毎回のカウンセリングの中で課題を見つけ、取り組む内容を本人が決めて言葉にする、という作業を繰り返しました。

最初は「自分でカウンセリングの頻度を決める」「毎日散歩する」といった小さな習慣だったのが、「バイトの面接に行く」「北海道の祖母宅へ行く」など順調にステップアップすると共に、しっかりと自分の意思で取り組み、自信を取り戻していきました。

受容体験

彼女にとって、「北海道へ行く」というのが大きなチャレンジであったと同時に、祖母や親戚に温かく迎え入れられたことも大きな転機となりました。

また、ご祖母様と過ごす中で、今まで抑え込んできた感情を表に出せるようになったり、考えるよりも行動することの大切さを体感したり、「もっと人と関わろう」と心から思えるようになったり…と、たくさんの気づきや変化を得ました。

そして、帰京後、人生で初めてのバイトをスタート。

悩んだり落ち込んだりしながらも、その都度カウンセリングで吐き出し、気づき、自身で道を見つけて挑戦し、一歩一歩進んでいきました。

これまで外出も仕事もできず家族の荷物になっている、と負い目を感じていたところから一転、意識が外に向き始めたことで「海外旅行に行きたい」「一人暮らしがしたい」と新たな目標を持ち、どんどん変化していきました。

本人も「人生で初めてプラスに這い上がれた」「闇にいたことが信じられない」と言うほどに回復し、生き生きとした表情を見せてくれるようになりました。

その後・・・

仕事や恋愛など人間関係の悩みや葛藤を繰り返しながらも、自分の足でしっかりと前進し続けたさくらさんは、その後、正社員として営業職に就き、目標だった一人暮らしも実現させました。