肯定語で考えよう

脳の特性として「否定語を理解できない」というのがあります。

例えば、「ピンクのクマを想像しないで」と言われたら…

今、一瞬ピンクのクマが頭に浮かびませんでしたか?

この時、脳の中では、一度思い浮かべてから消去する、という手順を踏んでいます。

行動はイメージに引っ張られる

とある実験で、お茶を載せたトレイを子供に運んでもらう時に

①「こぼさないように運んでね」
②「しっかり持って運んでね」

の2パターンの声掛けした場合、

①の時は50%の子がこぼしたのに対し、②の時には20%しかこぼさなかったそうです。

「こぼさないように運んでね」と言われると、
お茶をこぼす自分のイメージ⇨消去 となり、一瞬失敗する映像が出て来てしまうのです。

「しっかり持ってね」と言われると
しっかりお盆を持つ自分 がイメージできるため、こぼす確率が減ったというわけです。

「廊下を走らないで」と言うより「廊下は歩きましょう」と言われた方がイメージしやすく実行しやすいのも同じ理論です。

普段「失敗しないようにしなきゃ」「怒られないようにしよう」「寝坊しないように…」などと考えがちな人は、どうしたいのか?どうなりたいのか?をなるべく具体的に言葉にできると意識のチャンネルが変わりやすいのでオススメです!