日本におけるカイロプラクティック
カイロプラクティックとは
カイロプラクティック≠痛みを取るもの
アメリカや諸外国では
「筋骨格系と神経系疾患に特化した医療」における専門のドクターとして、
医師と同じように保険診療や画像診断が可能な、権威ある資格と書きましたが、
一方、日本におけるカイロプラクティックの基準はどうなっているのでしょう?
日本では法制化されていないため教育の質が実にさまざまで
統一性がなく、誰でも開業・施術ができてしまうのが現状です。
正規の教育を受けていない“自称カイロプラクター”による
事故が絶えないため、怖い・痛そう・危ないというイメージを
お持ちの方もいることでしょう。
「ボキボキするのがカイロ」「ゆがみが原因」「骨盤矯正」など
本来のカイロプラクティックとはかけ離れたイメージのまま
拡がっているのが残念でなりません。
WHO(世界保健機関)が定義した「カイロプラクティックの教育と
安全性に関するガイドライン」では、全日制4年間4200時間以上の
教育(うち臨床実習1000時間)が必要とされています。
もしくは、その基準未満のカイロプラクティック大学卒業者であれば
「日本カイロプラクターズ協会」承認のCSC(カイロプラクティック
標準化コース)等で2500時間以上の教育を受けることが最低条件です。
日本で『4年制4200時間以上』の基準をクリアし、正式な
カイロの教育機関として国際的に認められているのはRMIT大学
(オーストラリアのメルボルンに本部を置く国立大学。健康科学部
カイロプラクティック学科)日本校のみ。 ※現:TCC大学
カリキュラムには医学部同様の医学系科目(基礎科学・解剖学・
病理学・画像診断学・生体力学・心理学・栄養学・臨床実習)と
カイロプラクティック学(講義・実技・臨床)が含まれ、
神経の専門家として膨大な知識と技術が要求されます。
現在国内には約3万人のカイロプラクティック施術者がいる
と言われていますが、WHOの基準を満たしたカイロプラクターは
そのうちの約3%(約850名)と、とても希少な存在です。
もちろん「資格がすべて」ではありません。
卒業校に関わらず、きちんと勉強されているカイロプラクターは
たくさんいますし、反対にしっかりとした学位を持っていても
技術や知識の更新をされていない施術者も多くいます。
ただ、あなたの大切な身体を任せるのであれば
カイロプラクティック院を訪れる場合には、
1つの目安として施術者の卒業した大学や学位、
資格等を前もって確認されることをお勧めします。
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