スマホの使い方を見直してみませんか?

連絡手段としてだけでなく、SNSでコミュニケーションを取ったり、動画を見たりゲームをしたりと生活の一部になっているスマートフォン。

あなたは1日にどれくらい触れているでしょうか?

手元にあるだけで集中力低下

例え電源が入っていなくても「スマートフォンがそこにあるだけ」で脳の処理能力が消費され、仕事や勉強のパフォーマンスを低下させる影響があることが明らかになっています。

ある実験では、
スマートフォンを ①机の上に置く ②ポケットに入れる ③バッグに入れる ④隣の部屋に置く グループにランダムに分け(いずれもサイレントモード)、深く集中しないとクリアできない課題を行ったところ ①机の上に置く のグループが最も悪い結果になったとのこと。

また別の実験からは、スマートフォンの「電源がオンかオフか」「上向きか下向きか」という違いは、結果に大きな違いが出なかったそうです。

これらの結果から、「画面を見たり操作していなくても、スマートフォンが視界に入るだけで注意が損なわれ、認識や判断が遅くなる」ということが読み取れます。

更に、家族や友人とレストランで食事をしている時にも、スマホがテーブルにあるグループはそうでないグループと比べて
・会話の最中に気が散る感覚が強い
・食事を楽しいと感じる度合いが低い  …といった結果に。

適度な距離感を

電子機器の過剰使用は、学力や仕事、人間関係にダイレクトに影響を及ぼします。

ちなみに当院を訪れる起立性調節障害の診断を受けた中高生は、ほぼ全員がこの過剰使用に当てはまっていました。

「スマホに触れない」だけでなく、物理的に距離を置く時間を設定するのがオススメです。