昔はできたのに動けない…その理由は“頑張り方のズレ”かもしれません
「昔はもっと頑張れたのに」
「これくらい普通にできていたのに」
そう感じる場面が増えてくると、
どこかで「自分が弱くなったのではないか」と考えてしまうことがあります。
同じようにやろうとしても続かない。
気合いを入れても、体がついてこない。
それでも「まだ足りない」と思い、
さらに自分に負荷をかけてしまう。
このとき多くの人が選ぶのは、
やり方を変えることではなく、
“さらに頑張ること”です。
ただ、この方向に力を使い続けるほど、
自律神経のバランスは崩れていきます。

「頑張り方」はどこで身についたものか
ここで一度立ち止まってみてほしいのは、
その“頑張り方”がどこから来ているのかという点です。
我慢するのが当たり前。
期待に応えることが大事。
周りと同じようにできて一人前。
迷惑をかけてはいけない。
こうした感覚は、
家庭環境や育ってきた時代の中で
自然と身についてきたものでもあります。
とくに、努力や根性が前提とされる環境で過ごしてきた場合、
「頑張ること」に疑問を持つ機会はほとんどありません。

環境が変わると、同じやり方では持たなくなる
ただ、今の環境は以前とは大きく変わっています。
正解が一つではない。
変化が早い。
求められる役割が曖昧。
そうした中で、
これまでと同じように「耐える」「無理を通す」を続けていると、
脳にかかる負荷は確実に増えていきます。
以前は通用していたやり方が、
今の環境ではうまく機能しなくなる。
それでも同じやり方で乗り切ろうとすると、
どこかで限界がきます。

無理を続けた先で起きていること
限界に近づくと、
脳は「これ以上は危険」と判断します。
その結果、
・思考がまとまらなくなる
・不安や緊張が強くなる
・眠れなくなる、または体が動かなくなる
こうした反応が出てきます。
これは怠けているわけではなく、
これ以上壊れないための防御反応です。
それでも「まだ頑張れるはず」と無理を重ねてしまうと、
状態はさらに不安定になっていきます。
「間の世代」で起きているズレ
ここまで読んで引っかかるものがあるなら、
それはあなたの問題というより、
育ってきた価値観と今の環境のズレで起きている可能性があります。
40代前後の方は特に、
我慢するのが当たり前。
親や周囲の期待に応えることが優先。
頑張ることに価値がある。
そういった前提の中で育ってきています。
一方で今は、
無理をしない。
自分を大切にする。
多様な選択がある。
そうした価値観の中で仕事や子育てをしています。
この二つの間に立たされていると、
どちらにも合わせきれず、
無理がかかり続ける状態になります。

「自分が弱い」のではなく、前提が合っていない
これまでのやり方で乗り切れなくなっているとき、
どうしても「自分が弱くなった」と感じやすくなります。
ただ実際には、
これまでの前提のままでは
今の環境に対応しきれなくなっているだけです。
頑張ってきたからこそ、
そのやり方で支えてきたからこそ、
ズレが大きくなったときに苦しくなる。
ここで必要なのは、
さらに頑張ることではなく、
前提そのものを見直すことです。

「どうしたいか」を後回しにしてきた時間
これまで、
どう求められているか。
どうすれば評価されるか。
どうすれば迷惑をかけないか。
そうした基準で動いてきた時間が長いほど、
「自分はどうしたいのか」という感覚は
後回しになりやすくなります。
ただ、今の状態は
そこを無視したまま続けるには負荷が大きくなっています。

これから必要になる「リライフ(再構築)」
ここからは、
これまでの価値観をそのまま使い続けるのではなく、
一度切り離して整理していくことが必要になります。
どこまでが自分の意思なのか。
どこからがこれまでの前提なのか。
今の自分にとって何が必要なのか。
それを見直した上で、
これからの生き方や働き方を組み直していく。
これはやり直しではなく、
これからを続けていくための再構築です。

ARTSsでできること
ARTSsでは、
脳や神経の状態を整えることと同時に、
こうした前提の整理も一緒に進めていきます。
無理を前提にしたまま整えるのではなく、
無理をしなくても成り立つ状態をつくること。
そのために、
・今の状態を言葉にする
・無意識の基準に気づく
・現実的に続けられる形に調整する
身体と心の両面を
無理のない状態へと整えていきます。

最後に
これまでのやり方でやってきたからこそ、
今の状態までたどり着いています。
それ自体が間違っていたわけではありません。
ただ、そのやり方のまま続けることに
限界を感じているのであれば、
一度立ち止まって、
これからの前提を見直すタイミングに来ています。
どう頑張るかではなく、どう生きていきたいか。
そこに目を向けることから、
整え直すことは始まります。


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