良くなりかけで戻ってしまうのはなぜか――回復を止めてしまう無意識のパターン
少し楽になる。
動ける日が増えてくる。
「このまま戻れそう」と思ったタイミングで、
また調子を崩してしまう。
こうした波を繰り返している方は少なくありません。
そのたびに、
「結局またダメだった」
「ちゃんと治っていないのではないか」
そう感じてしまうこともあると思います。

回復していないのではなく、止まっている
この状態は、
回復していないわけではありません。
むしろ一度は整いかけているからこそ、
その途中で止まってしまっている状態です。
問題は「良くなっていないこと」ではなく、
回復の流れを途中で崩してしまうパターンがあることです。

状態よりも先に動いてしまう
多くの場合、戻ってしまうきっかけはシンプルです。
少し動けるようになったときに、
・予定を詰める
・元のペースに戻そうとする
・できていた頃の基準で動く
こうした動き方に戻ってしまうことがあります。
気持ちとしては自然な流れです。
ただ、体や神経の状態は、
まだそこに追いついていないことが多く、
そのズレが、再び負荷になるのです。

「できる」と「続けられる」は違う
ここで大事なのは、
一時的にできることと、
無理なく続けられることは違うという点です。
その場では動けていても、
そのあとに強く反動が出るのであれば、
まだ安定している状態とは言えません。
この見極めが曖昧なまま動いてしまうと、
回復と後退を繰り返す流れになります。
無意識に元の基準に戻ってしまう理由
なぜこうしたことが起きるのかというと、
これまでの基準が体に残っているからです。
・これくらいできて当然
・これくらいで止まってはいけない
・早く元に戻さなければいけない
そうした前提のまま動くと、
状態よりも基準が優先されてしまいます。
その結果、
まだ整いきっていない状態に負荷がかかり、
再び崩れる流れになります。

回復を進めるために必要な視点
ここで必要になるのは、
「どこまでできるか」ではなく、
どの状態なら崩れずに続けられるかを見ることです。
・動いたあとにどうなるか
・どれくらい余力が残っているか
・翌日に影響が出ていないか
こうした点を基準にしながら、少しずつ範囲を広げていく。
この積み重ねが、回復を安定させていきます。

ARTSsで見ているポイント
ARTSsでは、
「できるかどうか」だけではなく、
その動き方が状態に合っているかを見ています。
無理に戻すのではなく、
今の状態に合った範囲で動きを整えていく。
そのために、
・神経の緊張が残っていないか
・回復の土台が安定しているか
・無意識の基準に引っ張られていないか
といった点を確認しながら進めていきます。

最後に
良くなりかけで戻ってしまうと、
「また同じことを繰り返している」と感じやすくなります。
ただ実際には、
回復の途中で方向がズレているだけです。
焦って戻そうとするよりも、
今の状態に合った進め方に切り替えること。
それが、
繰り返さない回復につながっていきます。



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