大人の発達障害 それって機能障害かも?
近年、テレビや雑誌などのメディアで特集が組まれたり、有名人がカミングアウトするなど“大人の発達障害”が話題になることが増えました。
ネット上のチェックシートなどで簡単に自己診断もでき、「私の悩みも発達障害が原因なのかも?」と思う方もいるようです。
発達障害の特性として挙げられているものの一部です。
その場の空気を読むことが難しい
たとえ話やあいまいな表現・冗談などの理解が難しい
自分の感情や考えを人に伝えることが難しい
生活のパターンに強くこだわりがある
状況に応じて気持ちや行動を臨機応変に切り替えることが難しい
急な予定変更があると混乱する
忘れっぽい
物事の順序だてが苦手
整理整頓が苦手
時間や締め切りに合わせて行動することが難しい
カッとなりやすい
本当に「発達障害」?
発達障害とは先天的なもの(生まれつき)です。
しかし、生まれた後、乳幼児期の生育環境によって発達障害と似た状態になる可能性もあります。
どういうことかと言うと、親(または養育者)からの虐待や両親の喧嘩・離婚など、子供にとって常に緊張する環境で育った場合、「本来発達するべき脳の機能が正常に育たなかった」と言う可能性があるのです。
発達障害ではなく「機能障害」というわけです。
両親の喧嘩が絶えない場合、未熟で何もできない乳幼児の子供は「捨てられちゃうかも知れない」「生きていけないかも知れない」「この先どうなるのだろう」と命の危機さえ感じます。
そんな恐怖や不安にまみれた環境では、過緊張を起こし血流が不足します。
血流が滞れば脳機能の発達も滞ります。
つまり、発達していないのではなく、『発達しにくい環境』だったために大人になってもパフォーマンスを発揮できない状態に陥っているのです。
それを解消するためには、恐怖・不安の反対である「安心」を形成していく必要があります。
安心感を得られれば、脳機能は発達できます。子供でも大人でも。
その安心感を感じられるためには、さまざまな要素が関わってきます。
そしてそれは一人一人違います。
なので、カウンセリングの中で本当に欲しているものを深堀りしながら二人三脚で進めていく必要があるのです。
虐待や両親の離婚など明らかな経験がなくても、
「子供の頃から大人の顔色を伺っていた」
「良い子・手のかからない子を演じていた」
「先回りして怒られないように振る舞っていた」
などに当てはまる方は、緊張を強いられる環境にいた、ということです。
もし、「発達障害なのでは?」と生活に支障を感じていたり、生きづらさを感じているのであれば一度ご相談ください。
また、ご家族や会社の同僚が下記のような特性でお悩みの場合もお力になれます。
まずは無料相談( https://line.me/R/ti/p/@jft5913b )からお問い合わせください。