当院は開院以来、数多くの上腕骨外(内)側上顆炎で悩む患者さんに向き合ってきました。
スポーツマンだけでなく、最近はビジネスマンや
主婦の方にも多く見られるようになりました。
あなたご自身やあなたの大切なお子さまが
上腕骨外(内)側上顆炎(テニス肘、野球肘、ゴルフ肘)でお困りであれば、
当院の治療方針についじっくり目をお通しください。
スポーツをやめないと治らないの?
「物を掴んだり運んだりするとズキッとした痛みが走る」
「痛くて腕を使う作業や力仕事が出来ない」
「安静にしていれば楽なのは分かってるんだけど…」
といった声を多く耳にします。
病院では「安静に」と言われたけど、どうしてもレギュラー入りして
試合に出たい。でも痛みがあって全力を出し切れない…
そんなジレンマを抱えて来院されるお子さまもいらっしゃいます。
上腕骨外(内)側上顆炎とは
・スポーツで同じ動きを繰り返し行う
・長時間のデスクワークやパソコン操作
・重い荷物や子どもを抱えることが多い
など、肘や手首に継続的に負荷をかけたことで、
筋肉や関節に痛みが出る…と考えられますが、
それは「結果」でしかありません。
たとえそういった日常であっても
それに耐えられる体があれば良いわけです。
上腕骨外(内)側上顆炎の原因
それは「脳の疲労」と「おかしな体の使い方」です。
過労や睡眠不足、精神的ストレス、スマートフォンや
パソコンなどの過剰使用によって脳が慢性的に疲弊していると自律神経の高ぶりを抑えられなくなります。
すると筋肉への命令も正しく伝わらず、固く緊張したり
柔軟性が低下するため痛みや不快感を引き起こします。
その状態が続けば当然使いすぎの部位はますます悲鳴を上げ、
本来使う必要の無い筋肉が代わりに慣れない仕事を強いられて
余計な緊張を生んだり、不自然な動作になることも。
また、人間の体には痛みを感じるとオピオイド(β-エンドルフィン、
エンケファリンなど)という脳内麻薬物質が分泌されて痛みを緩和する
システムが備わっているのですが、それすら機能しなくなり
必要以上の痛みを感じるようになってしまいます。
「脳」はとても賢いので、そんな日々の痛みや不快感を
どんどん記憶していきます。
すると脳は「ここは痛いものだ」と思い込み、
実際にはすでに症状が緩和しているにも関わらず
自ら痛みを作り出すことすらあるのです。
漢字を毎日繰り返し練習すれば何年経っても忘れないように、
症状のことを考える時間が長ければ長いほど記憶は薄れにくくなります。
上腕骨外(内)側上顆炎にはこんな治療をします
まずは脳機能や神経系の検査を行うことで脳のどこが弱っているのかを判別し、アクティベータや神経学的治療によってその働きを回復させます。
脳が元気を取り戻せば身体へのやり取り(運動命令とフィードバック)がスムーズになり、自律神経の働きも元に戻って無駄な緊張が解けるため、今まで何度も酷使してきた肘から手首の外側にある筋肉(裏挙、バックハンドなど)と内側の筋肉両方がしっかり働くようになり、肩や肘の動きとも連動できるようになるので腕全体の機能が改善していきます。
もし特定の場面で症状が引き起こされるような場合には誤作動のスイッチを解除する療法も取り入れサポートしていきます。
定期的な治療を行うとともに、あなたの思考や感情のクセ、
睡眠や運動、食事といった生活習慣を見直すことで
「脳が疲れにくい環境」を作って行くことも必要不可欠です。
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